「どうしてうちの子は歯並びが悪いのですか？」　「歯並びは何歳頃から治し始めるのですか？」

親御さんからよく頂く質問です。
一般的に、最近の子供はあごが小さくて、歯が大きいと言われているのは、確かにそのとおりです。
しかし、それだけが問題ではありません。
『常に口が開いている』、『食べる時に、口を閉じて奥歯でよく噛んでいない』、『上手に飲み込めない、発音が悪い』、『乳歯に大きな虫歯があった』、『変な寝相をしている』、など、いろいろな悪くなる要因が複雑に絡み合って、歯並びを悪くしていきます。したがって、詳細に検査・分析を行い、原因をつきとめて、適切な時期に最適な治療を、実施することがとても大切です。

• 矯正治療の開始時期

  子どもの矯正歯科では、大人の矯正歯科とは異なり、あごの成長を利用し行うことが多いです。あごの成長スピードや歯の生え変わり時期、習癖などにより、効率よく治療できる最適な時期がお子様一人一人で異なります。目安としては、受け口や左右のズレが大きい場合は3,4歳頃から、それ以外の場合では上の前歯が生えた頃となりますが、最近では、あごが小さく、大人の歯が上手く生えてくることができない場合もあります。気になった時に、まず御相談下さい。一度御相談頂くと、おおよその開始時期をお伝えできます。

• 治療の流れ

  矯正治療は、単に歯を並べるだけでなく、上下のかみ合わせ、骨格なども総合的に判断し、正しい機能を発揮できるよう治療ゴールを設定します。検査を行わなければ正確なゴールが設定できないため、当院では矯正治療を希望された場合、必ず資料を採ってカウンセリングを行います。